福岡市の新築マンションの買い時は今?価格相場やおすすめエリアをチェック!
コラム 2023.08.31
住みたい街として、常に上位にランクインしている福岡市。
近年では天神・博多を中心にさらなる再開発・交通インフラ整備が進み、より魅力的な居住環境がつくられています。
福岡市で新築マンションを購入するなら、チェックしておきたいのが市場動向。
全国的な新築マンションの価格高騰が続く中、「福岡市のマンションは今買い時なのか?」「今後のマンションの資産価値はどう予想されるのか?」など気になるところです。
本記事では、福岡市での新築マンション事情について、詳しく探っていきましょう。
福岡市の新築マンション価格は高騰傾向
はじめに、福岡市の新築マンションの価格推移から見ていきます。
2022年に福岡市内で販売された新築マンションの平均坪単価は、244.9万円。
2013年は137.9万円でしたから、10年間で77.6%も高騰しています。
マンション一戸あたりの平均価格も2,671万円から4,304万円と、同期間で61.1%も高騰しました。(※1)
2024年の新築分譲マンション市場動向について、不動産経済研究所のデータ(※2)を見ると、福岡市内の新築マンション平均価格は5,598万円。
参考元は異なるものの、2022年の平均価格4,304万円から2024年には5,598万円へと、わずか2年間で急激に高騰(約30%アップ)していることがわかります。
また福岡市内では、中央区や博多区を中心に、販売価格1億円を超える高級マンションの需要も高まっています。
高額物件も次々と分譲されていることから、今後も平均価格の上昇が予想されるでしょう。
福岡の新築マンション価格が高騰している理由
福岡市の新築マンション価格高騰の背景には、どのような理由があるのでしょうか?
ここでは、考えられる3つの理由について解説していきましょう。
理由1.福岡市内の再開発と地下鉄七隈線の延伸開業
福岡市内では「天神ビッグバン」や「博多コネクティッド」といった大規模な再開発プロジェクトが進行中。
商業地・住宅地ともに地価が高騰している状況です。
また地下鉄七隈線の延伸開業による利便性の向上も、周辺地域の価格高騰の一因であると考えられます。
理由2.福岡市内の高い人口増加率
福岡市内では人口の増加が続き、住宅需要が高まっています。
令和2年国勢調査によると、福岡市の人口増加数は全国第2位(※3)と非常に高く、人口増加率も4.5%と高い水準を維持しました。
<令和2年国勢調査に基づく人口増加数ランキング>
順位 | 都市名 | 人口(人) 2020年 |
増加数(人) 2015年~2020年 |
増加率 |
第1位 | 東京23区 | 9,733,276 | 460,536 | 4.7% |
第2位 | 福岡市 | 1,612,392 | 73,711 | 4.5% |
第3位 | 川崎市 | 1,538,262 | 63,049 | 4.0% |
第4位 | 大阪市 | 2,752,412 | 61,227 | 2.2% |
第5位 | さいたま市 | 1,324,025 | 60,046 | 4.5% |
参考 | 総務省「令和2年国勢調査 人口等基本集計 結果の要約」
日本全体での人口減少が進む中、福岡市の人口は2040(令和22)年頃にピークを迎え、人口は約170万人に達すると予測されています。(※4)
理由3.建設コスト上昇による全国的な価格高騰
燃料費の高騰や輸入コストの増加、人件費の高騰といった世界的な情勢を受け、年々上昇が続く建設コスト。
この影響を受け、各地方都市の新築マンション平均価格も軒並み高騰が続き、中でも前年度と比較した福岡市の上昇率はトップとなっています。
都市名 | 上昇率(前年度比) | 平均価格 |
札幌市 | 3.3% | 5,145万円 |
仙台市 | 27.2% | 5,890万円 |
名古屋市 | 8.3% | 4,448万円 |
広島市 | 31.8% | 5,372万円 |
福岡市 | 40.1% | 5,598万円 |
参考|不動産経済研究所「全国 新築分譲マンション市場動向 2024年」
大幅な価格高騰は今後落ち着きを見せるとの予測もありますが、福岡市は街としてのポテンシャルの高さもあることから、今後もマンション価格の大幅な下落は考えにくいでしょう。
福岡で新築マンションを購入するなら今が狙い目
新築マンションの価格高騰が続く福岡市ですが、実は新築マンション購入の狙い目でもあります!
ここでは、2つの理由を解説しましょう。
理由1.今後の資産性に期待できる
福岡市は、住みたい街ランキングでも例年上位にランクインする人気都市です。
また前述のとおり、福岡市内では多くの再開発プロジェクトが進行中!
天神ビックバンをはじめとする大規模な再開発により、今も地価や新築マンション価格の高騰が続いています。
早めに購入しておけば、将来的な資産価格上昇も期待できるでしょう。
福岡市の魅力や住みやすさについては、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。
>>福岡市の都会度が知りたい方に!五大都市との比較でわかる福岡市の魅力
>>【2024年最新】全国住みたい街ランキング2024で福岡市が第2位に!人気の「中央区」の魅力とは?
理由2.住宅ローン控除は2025年12月末が期限
条件を満たした場合に、毎年一定額が所得税から控除される住宅ローン控除は、2025年12月31日までの入居が条件。(※6)
住宅ローンの残高の0.7%が最大13年間所得税から控除されますので、住宅ローンを組んでマンションを購入するなら、ぜひ利用したい制度です。
原則として、住宅ローンの融資実行は物件の引き渡し後になるため、2026年以降の入居は控除対象になりません。
住宅ローン控除を利用して新築マンションを購入するなら、2025年12月末までに入居可能な物件を中心に、検討を進めましょう。
福岡市の新築マンション価格から見るおすすめエリアは?
最後に、福岡市で新築マンションを購入するおすすめエリアについて見ていきましょう。
福岡市内の駅別平均坪単価で見る高級エリア
まずは2023年に新規供給された新築分譲マンションを集計した九州産業研究所調べ(※5)を参考に、駅別の平均坪単価を見ていきます。
九州産業研究所調べによると、福岡市内各駅の物件で坪単価を比較した場合に、最も高額なのは地下鉄七隈線沿線の薬院駅周辺で510.4万円。
次いで地下鉄空港線延線の大濠公園駅周辺が、412.5万円となっています。
薬院駅周辺といえば、おしゃれなカフェやレストラン、ショップが立ち並ぶ利便性の良さと、天神・博多へのアクセスの良さから人気のエリア。
同様に大濠公園駅周辺も、高級住宅地として名高い人気を誇ります。
どちらも「住みたい街」として高い人気を誇る一方で、予算面では厳しいと感じる方も少なくないでしょう。
福岡市中央区でマンションを買うなら「小笹」が狙い目
「天神」や「赤坂」といった、ショッピングやビジネスの中心地が数多くある中央区。
そんな中央区にある新築マンションの価格は、やはり高めです。
しかしそんな中央区の中にも、比較的手が届きやすいエリアも存在します。
特におすすめしたいのが、福岡市動植物園からほど近い小笹エリアです。
かつては「団地」の街として知られていた小笹エリアですが、近年は再開発が進み、新しいマンションが建ち並ぶ整備された区画に生まれ変わりました。
先ほど紹介した、大濠公園や薬院から程よい距離にあるのも、魅力のひとつ。
緑豊かな環境と都市部へのアクセスのよさを兼ね備えた小笹エリアは、住みやすさと利便性のどちらも得たい方に最適なエリアです。
小笹エリアの魅力については、こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にご覧ください。
>>福岡県の住みやすい街「小笹」で叶う素敵な暮らしを紹介
>>「小笹=団地の町」はもう古い?再生事業で注目される小笹の歴史と魅力を紹介
福岡市中央区小笹に新築マンション「エンクレストガーデン福岡」が誕生!
発展を続ける福岡市の中で、都会の利便性と落ち着いた住環境が得られ、さらに購入しやすい価格帯も魅力な中央区小笹に、新築分譲マンション「エンクレストガーデン福岡」が誕生します。
気になる入居可能時期は、2025年12月を予定していますので、住宅ローン控除の対象です。
最寄りバス停から天神までは、乗り換えなしのバス便でおよそ22分、博多へも乗り換えなしでおよそ20分で到着します。
南側は緑豊かな小笹中央公園に隣接しているため、日当たりや風通しも良好です。
さらに共用部には、24時間営業の小型スーパー「TRIAL GO」もオープン!
食材や日用品も敷地内ですぐに購入できるので、買い忘れがあっても安心。
「TRIAL GO」では食のプロフェッショナル集団「明治屋」監修の惣菜やデザートも購入できるので、あと一品ほしいときにも便利です。
エンクレストガーデン福岡のマンションギャラリーは、地下鉄「六本松」駅2番出口から徒歩3分の好立地。
忙しくて時間が取れない方は、便利なオンライン相談会が便利です。
福岡市でも狙い目な小笹の魅力を、ぜひご確認ください。
【エンクレストガーデン福岡 オンライン相談】
開催日時:金土 10:00~/13:00~/16:00~ ご予約内容の選択|エンクレストガーデン福岡 マンションギャラリー ※メニューからオンライン相談を選択 |
あわせて読みたい!
参考
※1 東京カンテイ「福岡市・北九州市のマンション供給動向」
https://www.kantei.ne.jp/wp-content/uploads/2025/01/115TR_fukuoka.pdf
※2 不動産経済研究所「全国 新築分譲マンション市場動向 2024年」
https://www.fudousankeizai.co.jp/share/mansion/619/zm2024.pdf
※3 総務省「令和2年国勢調査 人口等基本集計 結果の要約」
https://www.stat.go.jp/data/kokusei/2020/kekka/pdf/summary_01.pdf
※4 福岡市(令和6年4月)「福岡市の将来人口推計」
https://www.city.fukuoka.lg.jp/soki/kikaku/shisei/fukuokashikihonkosokihonkeikaku/jinkousuikeiH23/documents/shouraijinkousuikei.pdf
※5 九州産業研究所「福岡都市圏 2023年新築分譲マンション 駅別平均坪単価」
https://www.kyusanken.co.jp/files/libs/460/202406191655273466.png
※6 国土交通省「住宅ローン減税等の住宅取得促進策に係る所要の措置(所得税・相続税・贈与税・個人住民税)」
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001447132.pdf
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